• 場面
    • 356条1項1号
    • 423条1項、429条1項、解任、不法行為や債務不履行等の民事訴訟
  • 要件
    • ①「取締役」が
    • ②「自己又は第三者のために」する
      • 名義に関わらず、行為の経済上の利益が自己又は第三者に帰属すること=計算において
        • 356条1項1号の趣旨は、取締役が会社の利益を犠牲にして自己又は第三者の利益を図る危険を防止するためであるから、利益の帰属を問題にしなければ規制の趣旨は全うできない。
    • ➂「会社の事業の部類に属する取引」
      • 会社が実際に行っている取引と目的物(商品・役務の種類)および市場(地域・流通段階等)が競合する取引
        • 予防的・形式的規制
        • ※一時的に休止している事業や開業準備に着手している事業は含まれる。
  • 効果
    • 承認・報告
      • 取締役会非設置会社
        • 株主総会の承認(356条1項柱書)
      • 取締役会設置会社
        • 取締役会の承認(365条1項・356条1項柱書)
        • 取締役会への報告義務(365条2項)
    • 差止請求
      • 株主による取締役の行為の差止め(360条)
      • 監査役による取締役の行為の差止め(385条)
      • 監査委員による執行役等の行為の差止め(407条1項)
    • 損害賠償請求
      • 423条1項
      • 損害額推定(423条2項):利益の額=損害額
    • 解任事由
      • 339条2項・・・競業避止義務違反は、解任の「正当な理由」となる。
      • 役員解任の訴え(854条1項)